県指定無形民俗文化財
木境大物忌神社の虫除け祭り(きざかいおおものいみじんじゃのむしよけまつり)
開催地 矢島
木境大物忌神社は、倉稲魂神(うかのみたまのかみ)と同神格の神であるともいわれ、食糧を司る神であり、農作物の豊穣をもたらす神です。稲の成長が盛んになる7月8日頃の虫が発生しやすく、稲作管理の重要な月に虫を追い払う為の儀礼を行います。祭礼では、杉材で作った長さ60センチ、幅15センチの舟形に神官が虫封じの秘儀を行い、五穀を害する虫や悪霊を封じて虫送り祭式を行います。その後舟形は、町はずれの小板戸集落の当番が背負い、針ヶ岡の獅子に見送られ、子吉川に流されます。