折渡地蔵尊祭礼(おりわたりじぞうそんさいれい)
開催地 大内
大内と岩城を結ぶ折渡峠に六地蔵が鎮座しており、行き交う人々の安全を見守っていました。是山和尚はこの地を霊地と定め、子守地蔵、イボ取り地蔵を創り祀りました。縁日の7月24日には、延命地蔵尊、六地蔵尊、千体地蔵尊の法要が行われ、紅白のまき餅が奉納され、この餅を食べると健康や健やかな子の成長が叶えられるというので、参拝者は競って拾います。また、イボ取り地蔵は、身代わり地蔵として有名です。地蔵尊の境内の石で患部をなでると、痛み苦しみが抜けるとされ、石を借りていった時は、似たような石を川や海から拾ってきて、借りた分の倍の数で返すという習わしが今も継承されています。