市指定無形民俗文化財
切通稲荷神社梵天祭り(きりとおしいなりじんじゃぼんでんまつり)
開催地 大内
切通稲荷神社は、京都伏見稲荷神社より勧請したのが始まりとされています。3月の第2日曜日に五穀豊穣・商売繁盛・交通安全などを祈願して梵天祭りが行われます。
青年達により願書を先頭にほら貝の音も勇ましく、梵天・福餅・福俵・幟・神酒などを奉納する押し合いの姿は勇壮かつ壮観です。以前は、参道に通じる沿道に、鍬や鎌などの金物の他各種の露店が建ち並び、農具や日用品を買い求める大勢の人でにぎわっていました。現在梵天の数は20本くらいになりましたが、神の仮の姿を宿した「梵天」を神殿に鎮座させる熱気や華やかさ、にぎやかさは昔のままであり、現在でも見物客の心を湧かします。