◎トップバッターは大仙市「国見ささら」の皆さんです。
衣装をまといお獅子様を着けて待機中、和やかな雰囲気です。「わー、かっこいい!!」と思わずパチリ。・・そしてばっちりカメラ目線の唐団扇振り(福禄寿)さまなんだか親近感わいちゃいます♡~このあと唐団扇振り様にお願いして、まい~れスタッフと一緒に記念の一枚を撮らせていただきました。ありがとございます。
◎いよいよ演目です。パンフのご案内に「2頭の雄獅子が、雌獅子を奪い合う」の説明がありましたので、筆者は思わず今どきの「三角関係?」を想像してしまいました。この物語にはどんなロマンスがあるかと期待した(下世話な私)でしたが、文献にも定かでないとのくだりがありました。 400年ほど前の「悪霊退散」や「先祖供養」を目的としたささら舞の中に、このような娯楽的芸能があるなんて、「ひかる君へ」も顔負けだ・・・と思いきや、お寺や神社、墓前での舞であり、曲調も神々しく勇壮であるとのこと。おそらくはきちんとしたストーリー性のある演目だったと思います。3頭のお獅子様は親子の説もありとのこと・・・ある意味「すみませんでした。」(笑止)
赤い角が女性とばかり思っていましたが、赤と黒が雄獅子、青い小さい角(真ん中)が女性とのことです。ナルホド。この「おさんかた」と「ザッザカ」さんの関係性が最後まで気になって仕方のない私です。どなたか教えてくださいませ☆*: .。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
◎「イエ~イ!」て、ザッザカさん、お茶目ですね~🎶
◎次は「志戸橋番楽」の皆さんです。最初の演目「三番叟」は舞台お清めの舞とのこと。筆者は採用半年を経ても尚、「番楽」の入り口で右往左往しております。7月の「御上子」や「露払い」と同じく獅子舞に先立って舞台四方を清めて舞う、くらいの知識しか得ておりません。この舞に限ったことではありませんので、しばらくは個人的観点のお話でご容赦下さいますようお願いいたします。
7月の平根講中さんの御上子は上下(かみしも)の衣装で素踊り、舞も「実直」という印象が強かったと思います。当然ですが、今回の三番叟は翁のお面をつけ、衣装も素朴な中にも色味が入りユニークな着付けとお見受けしました。私の中ではこのような袴の着方は初めて拝見したので、なかなか興味深い感覚でした。また、昨年秋にご出演の五城目町山内番楽さんの露払いはきらびやかな衣装でまた違った雰囲気でした。同じお清めの舞でありながら各地それぞれの特徴があるようです。いつも思うのですが、「本荘追分大会」よろしく同じ演目を披露する場を設け、各地の担い手の交流会など出来ないものかなと。番楽の楽しみ方がもっと広がるといいなあ。ちなみに、私はずっと能や狂言が先と思っていましたが、番楽がその「もと」となってこれらの日本芸能に繋がっていったということ。~番楽はふかい!
◎志戸橋番楽は、土地の修験者が上方で習得した山伏神楽をこの地に伝えたとされています。本海番楽は京都から伝えられているようですが、400年ほど前の我が国はよほど飢饉・災害に苦しんでいたのでしょうか。秋田県のみならず全国にこのような芸能が根ざしていることは、修験者が教え広めた番楽には、神々に救いを求めた人々へ「生きる力」を授けてくれたのかもしれません。この志戸橋番楽は手足の中指に「九字」という半紙を結んで舞っています。「九字」にまつわる仏様の真言や、除災戦勝の精神をもって勇壮で荘厳な舞をご披露いただきました。最後に水車(みずぐるま)というアクロバティックな演目が会場を盛り上げてくれました。当時の観客はきっと、忍者ではないか?と眼を疑ったことでしょう。息もようよう頑張っていただきました!!
◎最後の出演は金浦神楽(このうらかぐら)の皆さんです。本日は8名の子供さんたちが元気いっぱいの演技を披露してくださいました。画像から伝わる熱気を感じていただければ幸いです。
~大きな太鼓を背に、実力発揮!!難しい体制です。一杯練習したよね!
◎後輩達の真剣なまなざしを背に、お兄さんも見事なバチサバキを披露!!そして後続が、金浦神楽の大きな特徴である「早替わり」を見事にこなして、会場も拍手喝采となりました。
◎きれいに揃いました!
◎おうちでは優しいお父さんみたい。でも今日は舞台一筋!!~いい音出てましたね。
◎最後のお辞儀をして「ほっ」したところ。ゆっくりしたね~皆さん、ありがとうございました😊😊
○今回は3組の団体さんが、舞台一杯、所せましと演技をご披露いただきました。舞台は注目される舞手のみならず、出演者全員の気持ちがひとつになってこそ。・・・今回私の友人が初めて鑑賞に来てくれまして「感動した!はまった!来月も来ます。」と言ってくれました。誘った私もすごく嬉しかったです。出演団体の皆様、鑑賞にお越しいただいた皆様、大変ありがとうございました。