今回は「緊急現地取材と題し、「岩谷麓獅子舞」保存会の皆さんを訪ね、まいーれ・髙橋館長がインタビューした内容を掲載しました。
新型コロナウイルス感染症が拡大して以来、各保存団体の活動は一時休止を余儀なくされています。実際のところ、団体活動はどうなっているのか。そこで直接、皆さんから話を聴き取りさせていただきました。
紙面では、岩谷麓獅子舞保存会の皆さんが市民俗芸能大会出演に向けて精力的に練習を重ねる姿も収めています。
ぜひご一読くださり、会員の方々の獅子舞に係る意気軒昂な様子に触れていただきたいと思います。
ー 民俗芸能の里を訪ねて(第4回 大内地域岩谷麓地区)ー
岩谷麓集落は中世・由利十二頭の1人岩屋氏が支配していた旧城下町です。
350~400年前に始まったとされる小正月行事「ワタワタ」(写真)は、新婚家庭の家内安全、子孫繁栄を祈願する行事です。行事に使う2㍍余りの若木の棒を「セァワラゲ棒」と呼び、この棒でふせた臼を強く叩きます。
「ワタワタ」とは臼を叩くときの音と言われています。
臼を起こして餅をつく仕草は、子孫繁栄を意味しています。
また、雪中田植えは獅子舞などの風習も残っており、民俗学的にも興味深い集落とされます。集落内には諏訪神社や永伝寺など岩屋氏に縁の社寺や岩谷館跡などがあり、そこここに悠久の歴史を感じさせる風が流れています。
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